手術看護認定看護師

日本看護協会の認定

看護師の資格は国家試験以外にも認定試験という日本看護協会が認定を行っている資格があります。
その中で看護師が得られる資格は2種類あります。

専門看護師と、認定看護師の資格です。
以下のサイトでは実際に資格を持っている方の考えが見れます。
>>専門・認定看護師

認定看護師の中でも手術看護認定看護師は、手術という治療の現場で、看護論理を厳守して行動することを求められる看護師資格です。
熟練した技術、実績、看護スタッフに対しての指導、相談などを通じて、看護の質の向上に貢献しなければいけません。
器械だし
このような、非常にスキルの高い職務のため、与えられる役割も非常に責任の重いものです。
手術前に用具や薬剤の準備から始まり、手術中に医師から指示される通りに安全確保のサポートをします。
また、手術を終えたのちにも、患者さんの看護を続けていくのも手術看護認定看護師の役割です。

医師と違い、普段のケアからより近い位置で接しているのが看護師です。
そのため、普段からどのような状態になっているのかを把握して、それを医師に手術中に伝えることも必要とされます。
そういったことを通じて患者さんの不安を解消するサポートなどもしなければいけません。

手術において怖いのは合併症です。
それを防ぐため、未然に皮膚や排せつケアの認定看護師として体温測定、小枕作成などを行います。
皮膚や神経損傷の予防を対策するのです。

また、その他のスタッフへ手術を円滑に進めるための指導をしたり、医療チーム全体が、適切な治療を行えるように動く、まさにマルチプレイヤーとしての働きが求められます。

そのためには、普段からの指導も必要なので、定期的に勉強会を開いて、スタッフの育成にも力を入れることとなります。
現場のリーダー的な存在として、みんなの疑問点や悩みを洗い出して解決してあげるのです。

手術看護認定看護師になるには

手術看護認定看護師になるには認定試験を受けなければいけません。
認定試験を受けるには、数々の条件があります。

看護師や保健師、助産師の資格を持っていることや、実務経験も必要とされます。
看護師として5年以上の実務経験をもち、そのなかの3年間は手術看護分野にも従事している必要があります。

手術看護は、手術を受ける患者さんのケアを行っており、術中にも麻酔であったり、縫合などで医師のサポートを行うことです。

手術看護認定看護師は、認定看護師分野のなかのひとつです。
この認定看護師という基準自体が、平成7年から生まれたものであり、手術看護認定分野に関しては、平成19年より始められました。

そのため、手術看護認定看護師を育成するための機関は、以下の3か所しかありません。

・東京女子医科大学看護学部認定看護師教育センター
・福井大学大学院医学系研究科付属地域医療高度化教育研究センター看護キャリアアップ部門
・兵庫医科大学医療人育成センター認定看護師教育課程。

在学期間は半年間で、合計で630時間の修学が必要となります。
この期間の研修を終えることで、認定試験の受験をする資格が得られます。
試験は年に1回実施されています。

手術看護認定看護師の将来性

手術看護師認定看護師の資格を取得することで、オペ室を持つ、特定の医療機関で従事することができます。
これらの医療機関は、大小さまざまで、日本全国に点在しています。

救命救急センターのように、現場で働きたいという方だけでなく、地域医療支援病院のような後方支援的な医療の現場も含まれます。

地域医療支援病院は、都道府県にひとつはあるものですし、救命救急センターや災害に備えて、その数を増やしています。
これからも手術看護師認定看護師は、必要とされる人材なのです。

手術医療は、常に進化を続け、必要とされるスキルも高まっています。
それに、対応できる看護師は、常に引く手あまたですが、実際のところ、この認定看護師に登録している方は、2015年現在で260名程度しかおりません。

しかしながら、自らこのように高い志を持っている方には、有能な方が多く、手術看護認定看護師の合格率は90%を超えています。

また、この背景としては、先述の教育機関での教育課程が非常にハイレベルであるということも考えられています。

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